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小内八幡神社で九月一四日の夜、秋祭りの宵宮に舞う 青獅子は、長野県内でも特色のある珍しい獅子舞です。 獅子神楽の中の青獅子は、神事的なものから興行的な要 素の多い内容に変遷し、獅子頭は、板を二枚合わせた形 で色が青いことから青獅子と呼ばれています。

獅子神楽の順序は、少女による浦安の舞、豊栄の舞に 始まり、ヨタン舞、オンベ舞、鈴神楽、刀の舞へと続き ます。子供たちの舞が終わると不気味な青い顔をした板 獅子が登場します。二人立ちを親獅子、一人立ちを子獅 子と呼び、手、口、尾に煙硝筒を持ち乱舞したり、曲芸、 軽業といえるような舞をします。

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 由来は、江戸時代の寛文五年(一六六五)の社殿の再 興のおり、江戸神楽を舞ったもの。定期的に演じられて いた旅芸人から教わったもの。伊勢の御師系の芸能者か ら教わったものなどがありますが、定かではありません。 青獅子の獅子頭は板獅子系の他ではみられないもので、 民俗芸能の原始的なものの一つです。また曲芸的な要素 についても歴史的な変遷過程の一部として貴重なものです。

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